自殺予防の相談で「死にたい」は「生きたい」の裏返しということをよく感じる。
死にたいが死ぬ勇気がない、また自殺を図って実行したが最後は自分で救急車を呼んだという話を聴く。
外出の機会も受診や最低限のコンビニへの買い出しなどだけで、あとは家の中で過ごす。
家族がいても話はしない、また、友達もおらず、1日中だれとも話をしないということも珍しくない。
人は誰か1人で良いので話せる相手であったり理解してもらえる人がいるだけで生き方が違ってくる。
誰とも話をしなければ悶々と考えなくて良いことまで考えてします。
やはり、人は1人では生きられず、相手を通して自分の考え、行いなどを見つめることができる。
しかし、人とのかかわりで傷ついた方は、なかなか自分から外とのかかわりを持つ事ができない。
これからの世の中、お互いの違いを認め、どんな方も受け入れることができる社会が大事になってくる。
1人で悩まず、まずはお話を聴かせて頂き、一緒に生きる方法を模索していきたい。