ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の愛称が「人生会議」という。
ACPは簡単にいうと、自らが希望する医療やケアを前もって自分自身で考え、その考えを周囲の方と共有するというものです。
人生会議とは親しみやすい愛称だなと個人的にも思います。家庭で、「人生会議しよう」と気軽に話題にできそうな感じがあります。しかし、中身は「死」を考えることにもなり、なかなか口にするのを遠慮してしまうところがあります。
また難しいのは、本人の考えと家族の考えが必ずしも一致するとは限らないと言う事です。
例えば、本人は延命治療はしないので自然な形で死にたいと思っても、家族は延命治療をして1日でも長生きしてほしいと考えることもあります。
だからこそ、人生会議を行い、しっかり見つめ、考えることが大事だと思います。それも1回ではなく、何度と話し合い、しっかりしたものにしていく必要があるのだと感じます。
これから多死社会になっていきますが、少しでも満足のいく死を迎えることができれば良いなあと考えています。