成年後見制度の財産管理、知的障害や認知症があり、計画的に使用する事が難しい.そこで後見人等が支援して生活が成り立つように生活費をお渡しする。
計算で、1日1万円の方もみえれば、1日千円の方もみえる。その方の財産に合わせて本人様と話し合って決定していく。
重度の認知症の方は、まとまったお金があるといっぺんに使用してしまう。そうかといって後見人等も毎日通ううわけにはいかない。
あの手この手でいろいろと本人様にあった方法を考える。過去にこんなことがありました。
その方は1日に千円の計算で生活費を使用、10日分の1万円を1万円札でお渡ししたら5日間ぐらいでお金が無くなってしまった。本人にどのように使用したか確認するとほとんど覚えていないが、まとまったお金があったので外食に行ったとのこと。
時々は良いがそれでは財産がマイナスになってします為、今度は千円札で1万円分をお渡しすることにした。
結果は、同じで5日間ぐらいでまたしてもお金が無くなってしまった。
他に何かないか考えたとき、今度は千円札を1枚づつ封筒に入れることにした、しかも封筒に大きく日付を入れることにした。
そうすると10日はもたないまでも7、8日間ぐらいはもつようになった。声掛けしながらそれを継続すると最後には10日間で上手に使用できるようになった。
相手の立場になりながら、どうしたら生活しやすくなるかを考えることは重要である。